こどもの未来を支える児童発達支援の3本柱

ポムの児童発達支援では、みんなで力を合わせて、「発達支援」「家族支援」「地域支援」の3つの大切な支援を念頭においてサービス提供しています。この3つはまるで大きな柱のようで、障害のあるお子さんとご家族が、もっと素敵な毎日を送れるように支えています。私たちの願いは、これらの柱がしっかりと支え合い、お子さんとご家族の生活の質がどんどん良くなることです。

発達支援

(本人支援) 子どもが自分の能力や可能性を最大限引き出せるよう、体や心、社交や感情の成長を手助けすること。これには本人支援と移行支援があります。

具体例:

  • 教育支援:特別支援学校や普通の学校で、一人ひとりに合った学びを支援する。
  • リハビリテーション:理学療法や作業療法、言語療法など。
  • 運動療法:水泳や乗馬といった活動を通じて、運動能力を高める。
  • 日常生活の支援:食事やトイレ、着替えなどの基本的な生活動作のトレーニング。

(移行支援) 子どもが次の生活のステージ(たとえば、幼いころから学齢期、学齢期から青年期、青年期から大人になる時期)へスムーズに移るために必要なサポートを提供すること。

具体例:

  • 幼児期から学齢期:心地よく安全な環境を整え、体の動きやリハビリをサポート。視覚や聴覚を使ってコミュニケーションする手助け。
  • 学齢期から青年期:成長に合った身体ケアや療育を続け、視覚や聴覚を利用して学びをサポート。
  • 青年期から成人期:大人としてのニーズに合わせた身体ケアや療育を続け、社会に参加したり地域社会とつながる機会を提供。

重症心身障害のあるこどもが「自分らしく自立」することは、その子の存在を豊かにし、他人とのつながりを深める大切な過程です。親や支援者は、子どもが自分のやり方で自立できるよう手助けすることが求められます。

1.自立のためのコミュニケーション: 言葉が難しくても、目や表情、音を使って意思を伝え、他人とのやりとりを図る。

2.環境調整の自立: 動くのが難しくても、ベッドや車いすの位置を調整するなどして、できるだけ快適な環境を作る。

3.感情表現の自立: 喜びや不安を、自分なりの方法で表す。

家族支援

障害児の育て親や家族がストレスや負担を軽減し、適切なサポートを受けることを支援する。

具体例:

・情報提供:障害について理解を深め、利用できるサービスや制度に関しての情報をお伝えすること。

・相談サービス:専門家によりカウンセリングやアドバイス。

・交流会:同じ境遇にある家族が集まり、経験や情報を共有する場。

・心理的サポート:ストレスを減らし、心の健康を支えるプログラム。

地域支援

地域社会が障がい児とその家族を温かく受け入れ、適切なサポートを提供できるよう、さまざまな仕組みや活動を展開していくこと。

具体例:

・啓発活動:障害の理解を深める講演会やイベント

・施設のバリアフリー化:障害児が地域の施設や活動に参加しやすくするための物理的な配慮

・相互支援ネットワーク:地域内での支援ネットワークの構築や相互援助の促進

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